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松井製作所 村田様 岡田様 小川様 籾山様 いつも大変お世話になっております。 AI-Path CEO室田村です。 先日はお忙しい中、お打ち合わせのお時間をいただき誠にありがとうございました。 弊社にて解析いたしましたSalesforceの現状と課題、AIによる自動化のデモ、製販連携や営業マネジメントの今後の方向性など、 多岐にわたる重要な事項につきまして、深くご議論いただき心より感謝申し上げます。 話題に上がっていた内容でプロトタイプを作成し、 8月中旬を目処に、現場への定着化や製版連携に向けた情報交換などを通して、微力ながらお力添えできればと存じます。 なお、本メール下部に先日の議事メモを記載しております。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 --------------------- 株式会社AI-Path CEO室 田村麻里 m-tamura@ai-path.jp <m-nagai@ai-path.jp> ---以下議事メモ--- 基本情報 • 会議名: 松井製作所 Salesforce活用・営業DX 要件ヒアリング • 日時: 2026-07-06 15:00〜17:00 • 場所: 松井製作所 本社(対面とリモートのハイブリッド開催) • 出席者: 相手方(松井製作所) • 村田 寛様(GM/リモート・要確認) • 岡田 武史様(販売企画部) • 小川 竜司様(製造企画部 DX企画課マネージャー) • 籾山 耕一様(情報システム部/リモート) 自社(AI-Path) • 櫻井 文雄(CEO) • 櫻井 美奈 • 田村 麻里(リモート) • 山田 恵美子(リモート) • 議事録作成者: 田村 麻里 会議の目的 松井製作所様の Salesforce データを弊社が解析した結果を共有し、AI で何ができるのかを実際に動くもので見せながら、現行システムの課題と、営業・製販連携をより良くする仕組みの方向性をフラットに議論すること。特定の正解を押し付けるのではなく「こういう選択肢がある」と知ってもらった上で、松井製作所様にとって最適な進め方を一緒に考えることを目的とする。 議題 議題1: 冒頭のNDA範囲拡大・再締結(弊社からの進行報告) *議論の軌跡:* • 櫻井:業務データの取り扱い範囲の拡大に伴い、NDA(機密保持契約)を再締結させていただいている。データの取り込み時点にバックデートで適用する予定。 *論点:* • データ範囲拡大に伴う NDA 再締結の取り扱い(弊社側で手続きを進行中) *決定事項:* • なし(会議で双方合意した決定ではなく、弊社側の進行報告)。データ範囲拡大に伴い NDA を再締結中で、取り込み時点にバックデートで適用予定である旨を案内した。 議題2: 現行Salesforceの解析結果と設計・ライセンスの課題 *議論の軌跡:* • 櫻井:標準でカバーできる範囲には限界がある。「どこまで本気で Salesforce と心中しますか」とよく言われるほど覚えることが多く、資格ビジネスとしても相当な荒稼ぎになっている。 • 櫻井:いただいた ID とパスワードにエクスポート権限が付いていたので、CLI(コマンドラインインターフェース)を使って全量データをエクスポートし、どういうデータがあるかから順番に解析した。取り込み時にミスったかと思ったら「元データの方も文字化けして壊れていた」箇所が何個かあった。 • 櫻井:結論から言うと「かなり変わった作りをしている」。この前も指摘した通りリードを使っておらず、さらに驚いたのがオポチュニティ(商談管理)も使っていない。「リード・オポチュニティ・アカウント(御社で言う得意先)は Salesforce の基本システムで、これを使わないならセールスクラウドという製品を使うべきでないお客さんになる」。作り方も Lightning プラットフォーム、つまりセールスクラウドじゃないものを使う人向けの作り方になっていた。 • 櫻井:この背景が分かる方はいるか。当時話題は上がったか? • 小川様:セールスクラウドから始まったのではなくサービスクラウドから入った。それが影響しているかもしれない。 • 櫻井:サービスクラウドだとすると、逆にケース(問い合わせ)を使っていないとおかしい。 • 小川様:そのケースの方も使わずに始めた。当初は製造・技術・工事も含めて横断でやろうとしていたので、そのイメージからサービスクラウドになったと思う。「サービスクラウドでもセールスクラウドでも御社の仕様としてはほぼ影響ございません」と説明を受けて「そうなんですか」という感じでスタートした。 • 岡田様:こちら側で「こういうことをしたい」という思いだけで構築された部分もあると思う。 • 櫻井:皆さんの落ち度ではなく、作った人たちが Salesforce の設計思想を理解していないだけ。「どちらでもいい」というのは半分嘘で、明確にルールがある。商談を管理するならオポチュニティを使わないといけないし、それに類似する機能をカスタムオブジェクトで作るのは利用ルール違反。今は Salesforce の規約外の、ありえない作り方になっている。サービスクラウドが要るのは、CTI(テレフォニー)を繋いでコールセンターを行う場合か、カスタマーポータルでお客様と情報共有する場合が推奨。 • 櫻井:結果、標準機能を一切使わずカスタムオブジェクトで全部ゼロから作る超謎仕様になっており、リード・キャンペーン・マーケティング系の仕組みが全部死んでいる。しかもオポチュニティやリード、プロダクト(見積もりマスタ)の分も全部お金を払っている。 • 櫻井:御社が払っているのは値引き後でも 1 万 2 千円ぐらい、もともとは 1 万 8 千円。その内訳はセールス系のシステム構築費。本来使える機能を全部使っていないので、結局3,000 円のライセンスでできるのと同じことしかしていない。値引き前は 1/6 の価格のライセンスで済む内容。ライセンス料がネックにならなければ経営承認も下りやすかったはず。 • 櫻井:一方で積算依頼・見積もり・政策依頼などの業務テーマは一定そろっており、これは Salesforce の定着面では正しい使い方。業務の中で必ず使う「ゲートウェイ」になっているのは推奨される定着のやり方。ただ半分は基幹システムでやっている内容をレポートするだけに閉じてしまっているので、今後は基幹システムとの双方向データ連携をセキュリティを担保した上でどうするかが大事。 • 櫻井:もったいないのは、お客様とのコミュニケーションや、以前村田さんに教わった「担当者ごとの設計依頼のくせ」「よくあるクレーム」などのデータが紐づいていないこと。ナレッジポータルとして、先輩がやってきたことを若手が学べるようにする思想を入れてもいい。 • 櫻井:メンテナンス面では、慣れていない・安いベンダーを使っている影響で、不要項目の削除がされず項目がぐちゃぐちゃ。使っている項目は一部で、これはダイレクトにパフォーマンスに影響するので削除した方がいい。 *論点:* • 現行 Salesforce の設計がセールスクラウドの標準思想と乖離しており、標準機能の過半が使えていない • 標準機能を使わずカスタム構築したためライセンス費が割高(実質 3,000 円相当のことに 1.2万〜1.8万円を支払い) • 基幹システムとの双方向連携ができておらず、レポート用途に閉じている *決定事項:* • なし(現状把握と課題整理に留まる) • 現行構成はサービスクラウド起点で始まった経緯から設計思想とズレており、作り直しを前提にせずとも「本来やれることの過半が死んでいる」状態であることを双方で確認した。 議題3: 現場定着の考え方と日報・活動データの再定義 *議論の軌跡:* • 櫻井:今日話したいのは「皆さんがやりたいことは、どういう機能・どういう画面があれば成立するのか」。ゼロから全部作るより、弊社が運用中のモジュールで使えそうなものを移植する方が早い。 • 櫻井:日報について逆説的だが、弊社はあえて日報に時間をかけている。理由は一人ひとりを育成する大事な情報がそこにたまるから。日報はカレンダーや商談内容から自動で作り、成長のためのアドバイスを AI 経由で受けられる「成長の土台」として再定義している。 • 櫻井:自分も前職の営業時代、日報を送っていたのは 10% 未満で、ボーナスを削られても出さなかった。「めちゃくちゃ忙しいのにやってられるか、と思っていた」。反省を活かすと、やるインセンティブがあればやった。最大の理由は Salesforce に入れても完結せず、別のスプレッドシートで二重・三重管理させられ、あちこち更新するストレスだった。「これさえやればいい」という仕組みにしないと現場は定着しない。 • 櫻井:使いづらいから使わない、ポチポチするだけでも面倒というのは Salesforce のインターフェースが単純に悪い。レポート機能からの一括編集はほぼ使われていない。「なくなった方がありがたい」という人も何かしらで管理はしているので、楽になるなら乗る。ネガティブな意見を言う人は貴重で、一番よくないのは中途半端にやってるふりをする人。 • 櫻井:活動報告は虚偽の可能性もあるので、活動量を評価に置くより、商談や議事録の内容を AI に評価させ「量より質」に転換する方法もある。 • 岡田様:土台ができていればよいが、弊社はまだそこまでの土台ができていない。アジャイル型で意見を出してもらったが、意見が出てこなかった/合わなかった。 • 櫻井:だからこそ「現場が今やっている活動をあまり変えずにできること」から始める。カレンダー登録はしている、メールは送っている、ならそれをもとに自動で日報を作り自動保存する、会議はレコーディングだけしておけば解析して商談更新する、「ボタンだけ押してね」からのスタートでいい。 *論点:* • 現場が使わない根本原因は「報告のための作業」であること/二重三重管理 • 日報を「報告」ではなく「本人の成長・育成の土台」として再定義できるか • 定着のインセンティブ設計(楽になる・評価につながる) *決定事項:* • なし • 「日報をやらせるより日報をしなくていい環境を作る」方針で合意的に議論が進み、現場の活動を変えずに始められる最小の一歩(カレンダー・音声レコーディング)から入るべきという認識を共有した。 議題4: AIによる自動化デモ(メール解析・日報自動生成・ナレッジ/リサーチ) *議論の軌跡:* • 櫻井:日々 Claude で AI に指示して開発しており、お客様と対話しながらその場でアプリを作り変える。今日見せたいのは「制約が何もない開発環境」で、Salesforce のようなレイアウト制約がない。エラーが出ても貼り付けて直させれば直るので気にしないでほしい。 • 櫻井:取引先ごとに、誰とどんな打ち合わせをしたか・訪問・メールなどを一元管理する仕組みは弊社で運用しており、「これ欲しい」と言われれば大抵 1 週間後には動くものを提供できる。官報の役員変更など特定情報を AI が自動リサーチしてナレッジベースに格納する使い方も、費用は月数百円程度でできる。 • 櫻井:カレンダーは、Outlook のカレンダーがどの取引先に紐づくかを自動判定し活動量を自動計算できる。件名に「ex(対面)」「ftf」などを入れる登録習慣に変えるだけで自動集計できるのが一番手軽。件名だけでは中身が分からないので議事録を見れば、既存案件の進行か新商品のアップセルかまで分類できる。 • 岡田様:(件名の)ルール化するのは大変か? • 櫻井:そんなに難しくない。IT系でなかった人も「こう書いてね」と何回か言えば一定できるようになる。件名で入れても選択式にしてもよく、会社文化で選べばいい。 • 岡田様:ある程度テンプレート化されて、一文字打てばパッと出てくる感じにできるか? • 櫻井:できる。 • 岡田様:お客さんとの紐付けは? • 櫻井:メールのドメインで紐づける。宛先に入っているものは自動で紐づき、入っていないものは選択させる。 • 櫻井:弊社ではメールを 15 分おきに全量 AI 解析し、新規/既存や重要度をトリアージ(分類)している。緊急アラートの通知、商談の自動更新提案、添付ファイルの自動格納、返信メールの自動作成までやっている。「この仕組みで自分の仕事が楽になる」という現場のインセンティブができれば日報にも時間をかけてもらえる。 • 櫻井:1on1 では話した課題や進捗を構造的にデータ抽出し、次回の振り返りに使える。商談議事録を入れればタスク抽出・確度変化・次提案を AI が提案し、チームと自分の活動量の違いも分かる。カレンダーやメール・チャットから自動で日報を生成するので、本人は報連相やコメントに集中でき、振り返りの時間に使える。 • 岡田様:自分で統計を取って報告するのではなく、AI がまとめてくれるのか? • 櫻井:そうです。それを見ながらレビューでき、次回訪問前に「これやりましたか」と出れば見る価値のあるシステムになる。 • 岡田様:これは構築できるレベルのものか? • 櫻井:これは弊社の美奈(元理学療法士で非エンジニア)が作った。IT でもコンサルでもないメンバーが、みんなが働きやすくなる方法を考えて作り、現場で運用しながら直している。完成してからリリースではなく、小さく始めて改修する。 *論点:* • 現場のインセンティブになる自動化(メール解析・日報自動生成・自動リサーチ)の具体像 • 件名ルール・ドメイン紐付けなど運用ルールの設計負荷 • 非エンジニアでも内製・改修できる開発スタイル *決定事項:* • なし • デモを通じて「制約のない開発環境なら現場の要望をその場で反映できる」ことと、まず楽になる自動化から入る有効性を確認した。 議題5: 製販連携・BOM・需要予測とERP/AIの位置づけ *議論の軌跡:* • 櫻井:需要予測・在庫管理では、過去データから需要予測をかけて発注タイミング・数量を提示し、基幹に連携して自動発注もできる。原材料も「どの製品の部品がいつ頃不足しそうか」を出せる。御社で言う BOM で部品がいつ頃なくなりそうかを見るのと同じ。スクラッチなので自由にドリルダウンできる。 • 岡田様:この携帯が欲しいというお客がいたとき、その携帯を構成する部品リストがあって、それに対する発注状況が分かる、という感じか? • 櫻井:そういう感じ。だから製販連携がすごく大事。以前重村様に御社の AS/400 系のシステムを見せてもらい、去年 11 月頃に「あるものもあれば昔ながらのカタログしかないものもある」と棚卸しの話も伺った。営業は引き合い時にいつ納品できるかを知りたいし、製造は大型受注がいつ来るか・標準品かカスタムかを知りたい。御社はファブレスと内製が分かれているので外注リソースの確保にも関わる。双方の知りたいことをつなぐ土台になれば利用率が上がる。 • 岡田様:その紐付けは比較的 AI で構築できるものか? • 櫻井:できる。よくやっている。ただ皆さんと同じで BOM システムがまだない会社は意外と多い(他の大手製造業でも「うちはない」と言われる)。 • 岡田様:正直、今 BOM を目指そうとしているが難しいと思っている。もう少し楽に連携が解けるなら嬉しい。ERP システムを入れてやろうとしているが、本当にできるのか、いつできるのか。コストと労力がかかる前提だったが、AI である程度助走できるなら期間も労力もだいぶ反映(削減)できるのかなと聞きながら思った。 • 櫻井:弊社の考え方では、Salesforce に月 50 万は軽くかかっているなら、同じ金額をかけるにせよ全社が使えるようにした方がいいし、毎月機能がリリースされ現場が欲しいものが順番に出てくる体感がある方がいい。各社だいたい 3 ヶ月ぐらいでリリースまで行く。 • 小川様:これは実際に使っている現場の方が、どんどん変えていくものなのか? • 櫻井:おっしゃる通り。現場とキャッチボールしながらイシュードリブンで直し続ける。生産計画は運用のたびにルールが増えるので完成しない(他社では 3 月から 4 ヶ月やっている)。営業系はどこの会社も似ていて比較的楽。帳票も Salesforce だとカスタマイズ開発費が高いが、スクラッチなら 1 週間ぐらいで出せる。 • 岡田様:弊社のように標準製品はあるがカスタム製品が多い会社へのアプローチ実績はあるか? • 櫻井:ある。建材メーカー大手など標準品がほぼない会社もやっている。全量分析をかけ、塗り面積や工数を把握し「このまま行くと今日は何時に終わる」を AI に計算させ、応援の配置計画に使う取り組みもしている。カスタム品が多いのはむしろ弊社にとって標準。 *論点:* • 製販連携(引き合い→部品→発注状況)の実現方式 • BOM/ERP 導入の是非と、AI による助走・代替可能性 • カスタム品中心の製造業への適用実績 *決定事項:* • なし • BOM/ERP の整備は難易度が高く、AI で製販連携を「助走」できれば期間・労力を削減できる可能性があるとの認識を共有。実現性は今後の検証事項とした。 議題6: 営業マネジメントの課題(数字のヨミ・カレンダー未定着・ルール整備) *議論の軌跡:* • 岡田様:営業のパターンから説明しないといけない。旧態依然の営業スタイルで、連携がほぼ取れておらず「これが松井の営業だ」というものを書きたい。みんな好きなようにやっていて、システム手帳が好き・ノートが好きと多種多様で、予定表に入れてくれというところからできない。ルール化されていないのに「これやろうね」としたのが今の失敗。 • 岡田様:見たいところも正直手探り。今見ているのは実績表がほとんどで、月どうだったかの確認が中心。途中経過は見ていない。今後どうするかも消去(消化)報告で出しているがあやふや。「今月これをやる」と言ったものは上がらず、違うところ(スポット)から上がってくる。スポットの方が多い。 • 櫻井:数字のヨミがまともに回っていないんですね。 • 岡田様:回らない。マネージャーもどこを監視し、どのときにどうアドバイスすればいいかの知見がないのが問題点の一つ。 • 櫻井:それには良いやり方がある。当初のヨミと実績が乖離しない人は誰で、よく乖離する人は誰で、その人の活動パターンはどうかを見て、読めている人になぜ読めているのか追加でヒアリングし、勝ち筋を見つける。肌感でいいので、信頼を得ている営業は誰か? • 岡田様:大阪営業の山中、福岡営業の堺(境)、静岡営業所の前島、名古屋営業所の永井、名古屋の青山。あとはやばい。 • 櫻井:AI にデータ解析させて特徴量の違いを見てから、どうすればその人のようになれるか仕組みに落とす。今どこを見ているかというと行動履歴やカレンダー。 • 岡田様:結局カレンダーに入れていないといけないが、そのルールを決めないといけない。 • 櫻井:本当はメール解析まで含め、訪問後どれぐらいですぐメールを送れているか、議事録からネクストアクションをお客様と握れているか、商談が会うごとに進んでいるかを、クロージングまで分析する方が精度は絶対上がる。 • 岡田様:幸か不幸か、アップワードは音声データ付きで保存されている。 • 櫻井:それを解析して商談の良い点・課題点を抽出してもよい。嫌がられるが(自分もプルデンシャル時代に模擬商談を撮影され続けたのは苦行だった)、マイナス評価ではなく特徴量を出して活かすメンバーが一人二人でも出れば儲けもの。まず成功事例をどう作るかがスタート。 • 岡田様:目標に対する数字を絵に描くにもデータが必要だが、データがないのが本当の問題意識。今それを一生懸命やろうとしている初歩段階。 • 櫻井:だからこそ、どういう情報がたまると何が分かるようになるのか、情報を入れる意義を丁寧に整理するのが大事。まずカレンダー、次に社内・お客様との報連相と、階段を一段ずつ設定する。 • 村田様(要確認):小川さん、さっき言っていたカレンダーは Salesforce のカレンダーか、それとも? • 岡田様:Outlook の予定表。営業マンは多分全員入れていない。押し出しチームや斎藤・長瀬も入れていない。使いなさいと未だかつて誰も指示していない。 • 村田様(要確認):GM が入れていなかったらそうなる。会社として全社共有しているので、誰がどこで何をしているか見えるようにしてほしい。それは次回のマーケ会議で徹底の通知をする。 • 櫻井:カレンダーは全社で共有するもの。予定を入れていなければ空いていると思ってミーティングを突っ込むし、出なければ怒られる、というルールを一つ決めれば意識が変わる。移動時間も入れる。移動が多い/少ないで成約しやすい地域も分かる。 *論点:* • 数字のヨミが回らず、途中経過とスポット中心で予実が乖離 • カレンダー・活動記録の入力ルールが全社で未整備 • マネージャーの指摘・アドバイスの知見不足 • 締め・レビューの頻度(月一)が少ない *決定事項:* • カレンダー入力ルールを次回マーケ会議で全社へ周知徹底する(村田様)。 • 現状は活動データが乏しくヨミが機能していないため、まず「読めている営業」の勝ち筋を AI 解析で可視化し、ルール整備と週次レビューへ段階的に移行する方向で認識を共有した(週一のヨミ会など頻度引き上げは今後の検討)。 議題7: 成功事例分析(山中マネージャーチーム)とナレッジ承継・横展開 *議論の軌跡:* • 櫻井:いただいたデータを試験環境に取り込み、その場で解析した。担当者の中でダントツで山中さんが入れており、100 件近く入っている。活動量が多いのはアップワードを多用した結果、活動が自動登録されている面もある。 • 岡田様:唯一、大阪の山中マネージャー以下(多田・木村がメンバー)が「やろうぜ」とやってくれている。 • 櫻井:素晴らしい。実レコードが入っているので、山中さんが多田さん・木村さんにどうアドバイスすべきかまで解析から出せる。成功事例を作るのが一番難しいので、ちゃんと芽吹いている。 • 櫻井:(分析例)山中さんは「大型・単発・新規開拓ハンター」型で商談件数は少ないが一軒が大きい。活動量は 96 社で全社最多カバレッジ、案件母数が突出。パナソニックEV では 6 ヶ月連続商談で一講座から製品を横展開できている。現場調査 90%、御用聞きでなく課題を定義してから入っている。 • 櫻井:永井さんは既存・ティア系の深掘り型。これは横展(同じ製品を同一部署へ広げる)と深掘り(同一アカウントの全部門をしらみつぶし)の考え方で、担当地域や顧客特性で受注率は変わる。全員を山中さんにするのではなく役割分担が大事。 • 櫻井:多田さんは在籍 9 ヶ月の高ポテンシャル新人。パイプは 50mm を読んで失注ゼロ(=角度の高いものしか見ていない)。技術のディープダイブを急速吸収中で方向性は正しく素地良好。木村さんは在籍 3.5 年だが停滞気味、保守起点が 75% ほどでハンターより御用聞き型。 • 岡田様:木村は今年から営業に変わった。現場を見て「お困りごとありませんか」というパターンだったので、まさにそういうこと。 • 櫻井:なるほど、役割が違うんですね。AI がよく汲み取れている。 • 小川様:よく汲み取れていますね。 • 櫻井:レジェンドの承継も同様。以前、丹羽(要確認)と音声解析をした際、ベテランの樋口さんはクロージング率が高く、トラブルシュート系で 75% を採用していた。「お電話かかりました、樋口でございます」から定型化され、自信のなさが出る語尾がなく断定口調で安心感を引き出し、ネクストアクションが明確。行動に染みついている。こうした特徴を育成の指標や昇進試験・賞与配分に組み込めば、報告のための報告でなく会社としてのナレッジ承継になる。 • 岡田様:属人化していて、困りごとがあると樋口さんに代わってもらう。山中を真ん中で紹介したい、褒めてあげたい。 • 櫻井:ぜひ。褒めている姿を見て他の課長が「やべえ」と思う流れがいい。分析内容はレポートにして後で渡す。 • 村田様:いいと思う。データを貯めてやることをやらないといけないし、マネージャーと GM が会話していないことが今回よく分かった。今のままでは Salesforce として使えていないし、入れないといけない文化にまだ変わりきっていない。先行事例として紹介するのは一ついいこと。改めて「上によって組織は変わる」とよく分かった。 *論点:* • 山中チームという成功事例の存在と、その勝ち筋の可視化 • 役割分担(ハンター/深掘り・御用聞き)に応じた評価設計 • レジェンド(樋口さん)のナレッジ承継とアップワード音声解析の活用 *決定事項:* • 弊社(AI-Path)が山中マネージャーチームの成功事例を分析レポートにまとめ、松井製作所様へ提供する。 • 松井製作所側は山中チームを事例として紹介・称賛し、販売本部会議等で横展開する方針を確認した(成功事例を作るのが最難関で、既に芽吹いているため)。 議題8: 今後の進め方とSalesforce更新の判断 *議論の軌跡:* • 櫻井:まずは次の更新まで Salesforce を運用しないといけないので、現場で意識改革しつつデータをためる。営業と製造を横断で使えるプラットフォームを持ち、Salesforce で仕上げたデータで壁打ち・部下育成ができる世界観を目指す。難しいことは追わず、まずはカレンダー登録とアップワードを使った時事(議事)のレコーディング、ここからで十分。 • 櫻井:ただ、その二つだけなら Salesforce に高いライセンスを払う価値がないと経営から言われるリスクがある。だったら 1 月の更新をせず、必要なものをこの時期に洗い出して伴走で作っておき、1 月に完全に自社移行するのも一つの考え方。Salesforce に払うライセンス分でかなり良いものが用意でき、基幹連携やナレッジ検索も可能。無駄なコストが多くかかっている。 • 櫻井:まず 7〜8 月は現場のカレンダー登録・アップワード定着にフォーカスしてもらいつつ、裏で会話しながら Salesforce 強化で行くのか自社で持つのかを考えていくのがいい。 • 村田様:まずは今あるシステムでビシッとよくできる文化にする。この間、岡田とも「どんなシステムを入れても一緒だろう」と話していた。今はそんな感じに思っている。 • 櫻井:その通り。難しいことを追わず、カレンダー登録とアップワードを使った議事のレコーディング、まずはここから。それさえできていれば、後でスクラッチで自社のものを作るときにもそのまま軌道に乗る。 • 岡田様:もちろん我々が提供するデータがいかに反映できるかを解かないといけない。 • 櫻井:そこがないと、やれと言っても腰が重い人は変わらない。今回はアップワードを入れ活動履歴を入れ、しかも結果を出しているチームがあるので説得力がある。まずはこれを引っさげて、アップワードとカレンダーから一点突破するのがいい。分析レポートは後で送る。 *論点:* • 当面(7〜8月)はカレンダー・アップワード定着に集中 • 2026年1月の Salesforce 更新可否(継続強化か自社移行か)の判断 • 自社移行時の必要機能の洗い出しと伴走開発 *決定事項:* • 次回更新まで現行 Salesforce を継続運用し、現場はまずカレンダー登録とアップワード(音声レコーディング)の定着に集中する。 • 2026年1月の更新可否(Salesforce 強化継続か自社移行か)は、7〜8月の定着状況を見ながら弊社と協議して判断する(継続検討)。 ToDoリスト(アクションアイテム) • 山中マネージャーチームの成功事例の分析レポートを作成・送付 @櫻井 文雄 #後日(目安:数日内) • 次回マーケ会議でカレンダー入力ルール(全社共有・記入徹底)を周知 @松井製作所 村田様 #要確認 • 山中マネージャーチームへ分析事例を共有・称賛 @松井製作所 岡田様 #要確認 • カレンダー登録とアップワード(音声レコーディング)の定着に現場で着手 @松井製作所 岡田様 #要確認 • 「話すだけ日報」等の追加デモを実施(1週間後を目安に対応可能) @櫻井 文雄 #要確認 検討中・保留事項 • 2026年1月の Salesforce 更新可否(継続強化のまま更新するか、自社移行するか) • 自社移行する場合の必要機能の洗い出しと伴走開発の範囲 • BOM/ERP 導入の是非と、AI による製販連携の助走・代替可能性 • アップワードの音声データを商談分析(良否・特徴量抽出)に活用するか • 営業活動ルール(カレンダー件名の統制・活動記録の書式・週次レビュー頻度)の全社整備 • 基幹システム(AS/400)との双方向データ連携の実現方式 次回会議予定 • 未定(7〜8月にかけて継続的にタッチポイントを持ち、進め方を協議。追加デモは1週間後を目安に実施可能) 会議のまとめ 本会議は、弊社が松井製作所様の Salesforce 全量データを解析した結果を共有し、AI で何ができるかを動くもので示しながら、営業・製販連携の今後の方向性を議論する場となった。現行 Salesforce はサービスクラウド起点で設計思想とずれた作りとなり、標準機能の過半が使えずライセンス費も割高であること、活動データの蓄積が乏しくヨミ精度が低いことが課題として確認された。一方、大阪の山中マネージャーチームがアップワードとカレンダーを活用して成果を出しており、AI 解析で勝ち筋やレジェンドのナレッジが可視化できることを実演で示せた。合意した進め方は、次回更新まで Salesforce を運用しつつ、まずカレンダー登録とアップワードの定着に集中し、山中チームの成功事例を弊社が分析レポートにまとめて横展開すること。2026年1月の更新可否(継続強化か自社移行か)は 7〜8月の定着状況を見て協議する。松井製作所様には、現場が「入れれば楽になる・評価される」と実感できる小さな一歩の実行と、全社的なカレンダー入力ルールの周知徹底を期待する。 決定事項 • 次回更新まで現行Salesforceを継続運用し、現場はまずカレンダー登録とアップワード(音声レコーディング)の定着に集中する 補足: 櫻井「まずはこれを引っさげて、せめてアップワードとカレンダーみたいな、ここからだ」[2:00:36 前後]、村田様「まずは今あるシステムでビシッとよくできる文化にする」[2:04:47]。難しいことを追わず、成果を出している山中チームの実績を足がかりに一点突破する方針で合意。 • AI-Path(弊社)が山中マネージャーチームの成功事例をデータ分析レポートにまとめ、松井製作所へ提供する 補足: 櫻井が試験環境に取り込んだデータをその場で解析し「今あのレポートも作ったので、後でお送りをさせていただきます」[2:06:49] と複数回明言。岡田様も「山中を真ん中で紹介したい、褒めてあげたい」[1:57:47] と応じ、事例共有の前提として合意。 • カレンダー入力ルール(全社共有・記入徹底)を次回マーケ会議で全社へ周知する 補足: 村田様「それは次回のマーケ会議で徹底して、出ているか通知はします」[1:27:19-1:27:45]。営業マンの多くが Outlook 予定表に入れておらず、誰も入力を指示していなかったことを受けた対応。担当は村田様(GM)。 • NDA(MDA)を業務データ範囲の拡大に合わせて再締結し、データ取り込み時点にバックデートで適用する 補足: 櫻井「森山様からの指摘もいただき、MDAの範囲…範囲も少し業務データによっているところも広がっているので…再締結させていただいている。あくまでもバックデートして、データを重量(取り込み)した時に遡って適用いただく形で考えている」[03:23]。 ToDo • [山中マネージャーチームの成功事例の分析レポートを作成し送付する / 担当: 櫻井 文雄 / 期日: 2026-07-06 • 次回マーケ会議でカレンダー入力ルール(全社共有・記入の徹底)を周知する / 担当: 松井製作所 村田様 • 山中マネージャーチームへ分析事例を共有し称賛する / 担当: 松井製作所 岡田様 • カレンダー登録とアップワード(音声レコーディング)の定着に現場で着手する / 担当: 松井製作所 岡田様 • 「話すだけ日報」等の追加デモを実施する(1週間後を目安に対応可能) / 担当: 櫻井 文雄