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テイカ株式会社 岡 英雄様、粕渕 貴史様、高石 裕司様 お世話になっております。AI-Path CEO室の長井麻衣です。 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。 現場のデータ入力基盤の整備やソブリンクラウドを見据えたセキュリティ対策など、AIを活用する上での課題について率直な意見交換ができましたこと、大変有り難く存じます。 今後も定期的に情報交換させていただき、お力添えができることがありましたら嬉しく思います。 以下、本日の内容につきましてご連絡させていただきます。 ① 本日の議事メモにつきまして 本日の会議内容をまとめた議事メモを、本メール末尾に記載しております。 (※AI解析資料につきましては、別途弊社 櫻井よりお送りしたスライド資料をご参照くださいませ) ② 翌日の熊山工場訪問につきまして(ご参考) 明日5月13日(水)の熊山工場訪問は、予定通り貝原顧問と伺います。 本日の事前整理を踏まえ、また状況を共有させていただけますと幸いです。 なお、保守契約の状況確認(岡本工場長からの返答)につきましても、岡様のお手すきの際にご確認およびフォローをいただけますと大変助かります。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 AI-Path CEO室 長井 麻衣 cc: secretary@ai-path.jp ---以下議事メモ--- 1. 基本情報 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#1-%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%83%85%E5%A0%B1> - 会議名: テイカ DX推進室勉強会 - 開催日時: 2026年5月12日 9:00〜11:00 - 開催場所: ハイブリッド(会議室+オンライン) - 出席者: - 自社:AI-Path - 櫻井 文雄 - 櫻井 美奈 - 長井 麻衣 - テイカ株式会社(役職以下略) - 岡 英雄 様 - 粕渕 貴史 様 - 高石 裕司 様 - 議事録作成者: AI-Path ------------------------------ 2. 目的 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#2-%E7%9B%AE%E7%9A%84> テイカDX推進室との勉強会として、AI-Pathが自社で実践しているAI活用・業務自動化のリアルな事例を共有し、テイカのDX推進における課題解決と中長期ロードマップの策定に役立てることを目的とした。翌日に控える熊山工場訪問(貝原氏同行)を見据え、SAP運用の実態と現場データ化の課題を事前整理しつつ、特に①現場のデータ入力基盤の整備、② クロードミトス・ソブリンクラウドへのセキュリティ備え、③AS/400など基幹システムを「壊さずに変える」モダン化アプローチの3点を重点的に議論した。 ------------------------------ 3. 会議内容 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#3-%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%86%85%E5%AE%B9>議題1. 熊山工場訪問の事前整理:SAP運用と現場データ化の課題 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C1-%E7%86%8A%E5%B1%B1%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%89%8D%E6%95%B4%E7%90%86%EF%BC%9Asap%E9%81%8B%E7%94%A8%E3%81%A8%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%8C%96%E3%81%AE%E8%AA%B2%E9%A1%8C> 翌日の熊山工場への訪問を貝原氏同行で実施するにあたり、櫻井から岡様に「現場で何を聞いてくると有益か」「岡様だけに伝えるべき情報はあるか」と相談する形で議論が始まった。岡様からは、約10年前に導入されたSAPは現在「半分しか使っていない」状態で、在庫管理や受注管理が完結しておらず、出荷確定のタイミングまでデータ入力されない運用が続いていると説明があった。当時、他社のトラブル事例を踏まえて「トラブらないように」とデータ集計用データベースとしてのみ使う方針で導入された結果、工場のリアルタイム情報が経営層に上がってこない構造になっているという。 櫻井はこれを受け、買い切りライセンスで初期費用・運用費用ともに高額なSAPを集計のためだけに使い続けるのはコスト面で合理的でないと指摘した。岡様からは、SAPの上にERPを重ねてデータ連携している他社事例もあり、そちらの方がテイカの状況に近いかもしれないと言及があった。 櫻井は岡山工場での経験を踏まえ、現場では手書きやExcel手運用が大半であり、「データ化さえできれば今の時代なんとでもなる」と強調した。現場にはIoT機器で取得できるデータと目視確認が必要なデータが混在しているため、すべてをIoT制御端末で置き換えるのではなく、現場担当者が入力しやすいインターフェース(清掃業のようにマイク向けて喋るだけの音声入力も視野)を整備することが先決であると提案した。加えて、ベンダーロックを避けるためDX推進室が制御権限を持ち、必要なシステムへの代理導入を主導する体制が望ましいと述べた。岡様からAI-Pathが提供するシステムにも「入力の受け皿」としての機能があるかという質問があり、櫻井は今回のMVP実装はモジュール形式でベンダーロックがかからない設計になっていると回答した。 ------------------------------ 議題2. クロードミトスとソブリンクラウド:セキュリティリスクへの備え <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C2-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%BD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%EF%BC%9A%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%82%99%E3%81%88> 櫻井はAI-Path自身がGoogle Workspace・GitHub・Cursor・MFクラウドなど最低限のSaaS以外を廃止し、Slackすら自社開発のコミュニケーションツールに置き換えていると共有した。背景として、櫻井が他社の製造業・建設設備系企業の経営層・部長クラスとも頻繁に議論する最大のテーマは クロードミトスにどう備えるかであり、SaaSの大半が「やられる」リスクを抱えているため、テイカDX推進室でも同様の備えが急務である と問題提起した。金融系のOpenBSDですら脆弱性が見つかるレベルであり、SaaSのセキュリティ対策では不十分なため、AI-Pathでは様々なAIモデルを使った外部からの侵害チェックを定期的に行っていると補足した。 岡様から「クロードミトスとは何か」という質問があり、櫻井は上記の説明を行った上で、製造業は従来オンプレからプライベートクラウドへの移行が主流だったが、クロードミトスの対策を考えるとオンプレ回帰すら起こり得る状況だと述べた。オンプレも保守メンテのコストがあるため、オンプレ+プライベートクラウドの併用が現実的であり、パブリッククラウドのSaaSを営業秘密に関する領域で使うのは今後厳しくなると予測した。外資系金融大手のクラウド化(米国本社のクラウドネイティブ/アジャイル文化への移行)と、日本法人のインフラ移行が極めて大変だった事例(大手コンサルティングファームの担当者が支援)も紹介した。 続けて櫻井は、ソブリンクラウド の概念と大手通信キャリアとの協業について説明した。「ソブリン」はデータ主権を意味し、海外のデータセンターに依存せず国内でデータを管理・運用する考え方であり、海底ケーブル接続が遮断された有事に事業継続性を確保するためには国内データセンターの稼働状況と代替拠点を考慮する必要があると強調した。大手通信キャリアが国のプロジェクトとして ソブリンAI /ソブリンクラウドを提供しており、AI-Pathもスタートアップ5社のうちの1社としてノミネートされ、当該キャリアの次世代事業本部の担当者配下のチームと協議を進めていると共有された。 同キャリアの動きとして、世界中で不人気だが堅牢な**OCI(Oracle Cloud Infrastructure)**を活用し、クラウド所有者・サービス請求・データ主権・運用主権をすべて同キャリアが買い取り、国内データセンターを拡充していく構想を紹介した。OCIはAWSの半額ながら不人気だったが、同キャリアの取り組みにより価格が下がり、国内法で責任を持てるためSLA交渉でも有利に働くと説明した。AI-PathもOCIのアカウント開設手続きを進めているが、4月から順次提供開始のプレスは出ているものの実態は一部企業とトライアル段階であると補足された。 決定事項 - DX推進室にてNotebookLMの技術検証を少人数で実施する方向で検討する(ライセンス運用面が許容できる範囲で) - ソブリンクラウドの導入可能性について、AI-Pathから継続的に情報共有を行う ------------------------------ 議題3. 業務プラットフォーム「AIPLA」とAI活用事例 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C3-%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%8Caipla%E3%80%8D%E3%81%A8ai%E6%B4%BB%E7%94%A8%E4%BA%8B%E4%BE%8B> 櫻井はSaaSを廃止して自社の業務プラットフォーム「AIPLA 」に統合している現状を画面共有しながら紹介した。AIPLAには社内規定(SharePoint代替)、会議議事録の自動作成、顧客とのファイル共有・プロジェクト進捗管理、CRM、勤怠管理、財務経理の自動仕訳(領収書スキャンからの自動仕分け)、応募者管理まで全機能が統合されている。採用活動では広告費ゼロで月間120人の応募を獲得し、媒体経由だけでも18人を採用していると補足された。岡様からは、営業レポートや報告書が会話から自動生成され、営業マンのニーズ拾い上げ・製品当てはめの能力差がAIで均質化される点や、議事録に漏れがちな情報も拾い上げて技術サイドに正確に伝えられる点への期待が表明された。 事例として、製造業のお客様のコールセンター案件を画面で示しながら共有した。業界横断の製品ナレッジ/通販サイトで、製品ごとのナレッジをAIに投入してチャットで問い合わせに対応し、横断的な製品比較や部品発注まで可能にする仕組みを構築している。過去3ヶ月分の問い合わせ音声データを社内のローカルマシン上で Whisper+ダイアライズで話者分離し、Gemini 2.5 Flashで解析することで、1件あたり1円未満のコストでFAQ追加候補・オペレーター応対評価(6軸)・行動パターン分析が可能になっている。優秀応対者の決め手となる行動パターンも抽出でき、これを営業に応用すれば、商談の音声データだけで日報自動作成・営業力分析が実現できると示唆した。岡様からは、人間が1製品を推すところをAIが「組み合わせ」「集塵などの周辺設備」まで含めて全体提案できる点を高く評価する発言があった。 テイカ岡山工場で導入した認知アーキテクチャ については、ドキュメントから工程・異常時対応・データ分析の順番まで構造的に解析させ、現場が次に何を見るべきかをAIが3択でサジェストし、クリックで進めながら知見が社内に蓄積されていく仕組みであると説明した。対話ログも意図的に記録し、誰がどんな分析でどんな知見にたどり着いたかが残るようになっている。 岡様から「AIPLAはCRMの仕組みも全部含まれているのか」「メールとの紐付けはそんなに簡単にできるのか」という追加質問があった。櫻井は、顧客管理・メール分析・勤怠・財務経理・採用までAIPLAで一元管理しており、メールについては取引先担当者にメールアドレスを登録(または名刺をAI OCRで取り込み)するだけで自動紐付けされ、Gmail・OutlookのAPIで一定量までは無料で取り込めると回答した。 ------------------------------ 議題4. AI-Path Trinity Platform(AI Workspace/Sibyl/AIPLA)と自社AI構築 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C4-ai-path-trinity-platform%EF%BC%88ai-workspace%EF%BC%8Fsibyl%EF%BC%8Faipla%EF%BC%89%E3%81%A8%E8%87%AA%E7%A4%BEai%E6%A7%8B> 櫻井はAI-Pathが自社で構築している統合プラットフォーム AI-Path Trinity Platform (あなたの認知能力を拡張する「三位一体(Trinity)」のサポート環境)の構想を紹介した。上層に AI Workspace (作業基盤・デスク/毎日座るデスクでN体のAIを指揮する場所)、中層に Sibyl (頭脳基盤・メンター/会社と個人の記憶・知恵の源泉。占いの神様「シビラ」が由来)、下層に AIPLA(業務基盤・土台/顧客・案件・勤怠などすべての事実の土台)を配し、3層が連動する設計である。デスクトップ上では10〜20のAIエージェント(Claude・Gemini・Codexなど)が AI Workspace 上で並行作業し、人は司令塔として追加指示を出す形で運用している。AI-Pathでは社員のターミナル使用を禁止し、シングルサインオン経由で AI Workspace にアクセスさせる方針で、ここでのやり取りはすべて Sibyl に蓄積され、日次バッチで学習・社内ナレッジ化される。ブートストラップコマンドを打てば社内ナレッジ環境(ハーネス)が各PCにインストールされ、アカウント停止と同時に環境が使えなくなるセーフティも組み込まれている。シークレットの時限式ローテーション、退職者の影響範囲調査、議事録作成〜送信時間の自動計測・品質分析(Tier1〜3)まで自動化されており、社員教育にも活用されていると共有された。 CEO室では子育て中の女性を積極雇用し、スポットワークでPMOや秘書業務に従事しながらViveCoding を習得してシステム開発に参画する事例が増えており、現在27人中CEO室に12人が所属、GW中だけで7つのプロダクトを並行開発したと補足された。社員一人ひとりにAIメンターが付き、「監視ではなく成長支援」として、AIへの指示後の挙動・詰まった箇所・解決経緯を学習させることで同じミスを減らす仕組み(AI-Path Trinity Platform を通じて)になっている。櫻井は「人の指示そのものよりも、AIに指示を出した後の解決経緯を学習させる方が業務精度が上がる」と説明した。AI-Pathの運用例として、Claudeは Opus 4.7 を全社員主力モデルとして利用中であり、テイカDX推進室が本格的な業務AI活用を見据える際の能力水準の目安として共有された。 ローカルでの独自AI構築については、AI-Pathで蓄積したAIPLA・Sibylのデータをもとに自社業務特化のローカルAIを構築する計画を進めており、教師モデルとしてはClaudeが利用規約上使えないため**Qwen(クエン)**を採用する方針であると述べた。小型化(4Bや8B)が進めば各社員のMac(M1以降の専用チップ・統合メモリ)でも動作可能になり、社内VPN内のNVIDIA DGX Spark (128GBメモリ、現在約100万円/少し前は60万円台で購入できたが市場価格1.5倍に上昇)からAPIで呼び出す構成も並行検証している。2台連結(256GB)構成なら中国のKimiも動作可能で、教師モデルまで載せられると共有された。 上流(アップストリーム)学習 で社内語彙・システム名・お作法をモデル本体に教え込むと、毎回プロンプトに前提を入れる必要がなくなりトークン数が約1/6まで下がる点、応答も0.数秒台になる点を強みとして説明した。 ------------------------------ 議題5. ローカルLLMの性能とゼロトラスト環境 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C5-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%ABllm%E3%81%AE%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%81%A8%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E7%92%B0%E5%A2%83> 高石様から「Gemma 4Bをローカルに入れて試したがパフォーマンスが悪かった」「Azure OpenAIのAPIに切り替えたら6分かかっていた処理が18秒になった」という2つの報告があった。櫻井は、Gemma 4Bは本来非常に高速なモデルであり、検証マシンのメモリ・演算性能(NVIDIA CUDA・浮動小数点計算・量子化)が不足している可能性が高いと指摘した。またAzure利用はデータが外部に出る経路があるため、たとえオプトアウト契約をしていても クロードミトスなどの脅威にさらされ得るとし、ソブリンクラウドの趣旨とは異なると説明した。 ローカルLLMの性能はクラウドAIより4〜6ヶ月遅れるが、簡単な質問なら4B/8Bモデルで十分対応可能であり、ツール連携や業務自動化を本格的にやるならQwen 122Bクラスが必要で、その場合は256GBメモリ(DGX Spark 2台連結)や約200万円規模のPCが現実的になると補足した。Windowsはシステム領域カーネルOSメモリとAIメモリの横断操作ができず、IntelチップのMacも難しいため、M1以降のApple Silicon搭載Macか専用Linuxサーバーが推奨であり、各自PCで動かさない場合は社内VPN内に専用サーバーを立ててAPIコールするのが主流であると説明した。 岡様から「端末が乗っ取られたら、オンプレでもクラウドでも結局同じではないか」という懸念が示された。櫻井は、最終的にはヒューマンエラーが圧倒的に多く、Zscalerなどによる ゼロトラスト 環境の構築が必須であると回答した。報道された大手企業のサイバー攻撃事例のように、オンプレでも感染後に潜伏されると検知されないまま広がるため、運用プロセス側の問題が大きいと指摘した。AI-PathではGCP・Azure・AWSの設定健全性を人ではなくAIに徹底チェックさせ、セキュリティホールがないかを継続的に監査している。外部からは別のAIエージェントにアタックさせて潰す方式も併用していると述べた。 社内向けのプロンプトインジェクション 対策として、メールをAIに直接読み込ませず、Pythonで防御層を構築してから渡す設計にしていると補足された。岡様から「USB運用をやめたいがまだやめられない」という実情が共有され、櫻井は岡山工場の運用(IoTセンサーのデータが別サーバーにあり、RPAで取り込んでいる構成など)を踏まえても、基幹システムのモダン化は待ったなしであるとの認識を示した。 ------------------------------ 議題6. 基幹システムの「壊さずに変える」アプローチ(AS/400) <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C6-%E5%9F%BA%E5%B9%B9%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%81%9A%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%88as400%EF%BC%89> 櫻井は、製造業ではIBM **AS/400(IBM i)**が現在も2万社以上で現役稼働しており、複数の製造業(精密部品メーカー含む)でも採用されている点を紹介した。OSとデータベースが密結合でOSレベルでDBをガチガチにコントロールできるため、実はセキュリティが非常に強いシステムであると説明した。AI-PathではAS/400をSSHトンネルで接続してClaudeで解析し、RPGプログラムからビジネスロジックを抽出して、表側のUIをNext.jsで作り直す検証を完了している。 この「壊さずに変えるアプローチ」は、AS/400そのものは「硬い一次データソース」として残し、AIによる更新は禁止して人による入力とチェックを徹底、そのデータをデータウェアハウス相当の仕組みで吸い出してAIに解析させる構成である。5月下旬から某建設業(建築設備系)の取引先(情報部門責任者主導)で本プロジェクトとして開始予定であり、他の大手製造業をはじめ複数社が関心を寄せている。岡様からは、基幹システムを「データベース」と捉え、ユーザーインターフェース部分だけを刷新する考え方に同意が示された。 ------------------------------ 議題7. AI駆動開発による開発・運用効率化(バックログ・マニュアル自動作成) <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C7-ai%E9%A7%86%E5%8B%95%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%83%BB%E9%81%8B%E7%94%A8%E5%8A%B9%E7%8E%87%E5%8C%96%EF%BC%88%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%87%AA%E5%8B%95%E4%BD%9C%E6%88%90%EF%BC%89> 櫻井は、ドキュメントと要求事項を入れるとプロジェクトのバックログ全量とアーキテクチャ図(マークダウン→画像)、データベース構築コマンド、ストーリーポイントを自動生成する自社開発の仕組みを画面で紹介した。AS/400案件では基幹システム側と顧客向けアプリの2つを通常600万円相当で見積もるところ、人柱協業として半額の300万円で実施する205アイテム規模の事例を共有した。このモジュールはテイカの今後のプロジェクトにも展開可能であり、Issue管理とセットで進捗・実装漏れチェックに活用できると説明した。 マニュアル自動作成についても画面共有で実例を提示した。プログラムソースをAIに解析させ、画面キャプチャはヘッドレスブラウザ (Playwright)で自動取得することで、人が作るより分かりやすい5部構成のマニュアルが完成する仕組みである。データ変更や分析ボタン操作は許可していないが、データ閲覧のみのキャプチャはすべて自動取得しているとのこと。櫻井美奈からは「調査30分、修正で確認1時間、待ち時間込みで2〜3時間で5部構成のマニュアルが作成できた」と実例の補足があり、岡様からは「従来の感覚では考えられないスピードとクオリティ。マニュアル作成だけで数十万〜数百万かかるのが2時間というのは驚異的」とのコメントがあった。櫻井は「現場への定着まで含めて成果が出せる」と強調した。 ------------------------------ 議題8. 工場展開とDX推進ロードマップ・技術スタック・保守契約 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E8%AD%B0%E9%A1%8C8-%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E5%B1%95%E9%96%8B%E3%81%A8dx%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%A5%91%E7%B4%84> 岡様より、岡山工場でのDX推進はまだ製造1課の一部にとどまっており、製造1課全体、製造2課・3課、さらに先人化(先進化)部門や他の管理官、続いて熊山工場・大阪工場へと展開していく必要があるとの認識が共有された。「紙やExcelでまとめられているデータをデータベースとして利活用していく取り組みである」との位置づけも明確に語られた。櫻井は、岡本工場長のように複数工場を見る立場では個別の工場情報と複数工場横断の情報を両方見たいはずだと補足し、経営戦略上はホルムズ海峡のような外部要因が操業に与える影響、サプライチェーン全体のデータ連携も視野に入るべきと指摘した。岡様からも、有事の際に人海戦術で対応すると抜け漏れが発生し、未把握の調達材料の供給停止で生産が止まるリスクがあるとの実感が共有された。 岡山工場のブレンド比率管理について、岡様より「2〜3種類を混ぜながら、しかも季節ごとに変えていたので非常に難しい話をやっている」との補足があった。櫻井は、同じ原料でも産地で条件が違うため、過去データをもとにAIが配合調整を提案できる環境が整いつつあると説明した。判定基準(V値などの上限)もハードコーディングではなくマスター管理とし、適用期間履歴を持たせることで、判定基準の変更とアラート発生数の関係をAIで分析できる仕組みになっていると補足した。変更点管理シートの自動抽出機能も実装済みで、サンドボックス環境でAIが書いたプログラムを試せる仕掛けもあるとのことだった。DX推進室および現場のログイン頻度が上がってきており(坂口様・荻田様は68回ログイン等)、利用ログから時系列・回収分析が可能であると共有された。 高石様から技術スタックについて「Next.jsとPostgreSQLか」という質問があった。櫻井は、Next.js(16.1以降)+Vercel、Supabase(PostgreSQL)、Tailwind CSS、Shadcn UI(UIライブラリ)+Shadcn UI Admin Templateを推奨スタックとして提示した。CSSフレームワークについては「MUIはUIライブラリ、Tailwind CSSはCSSフレームワーク」とレイヤーの違いを整理し、Tailwindの方がAIに使いやすく世界中でデファクトスタンダードになっていると説明した。AIコーディングはClaude Opus 4.6とCodexを使い分け、細かいUI調整はCursor IDEのComposer-to-firstモデル、テストはVitest(単体)+Playwright(E2E)でカバレッジ98%超を目指してCodexで回し切る運用にしていると補足した。データ解析系はPythonを併用、現行のLMはGemini 2.5 Flash(コスト優先で月数千円規模/対話型チャート分析機能が気に入っている)であり、今後モバイル開発に踏み込むならFlutterの習得も推奨されると共有された。 保守契約については、岡様から櫻井に対して進捗確認の発言があり、櫻井は岡本工場長が返答する予定だが現状止まっている可能性が高く、AI-Path側がインフラ費を抱えている状況であるため、岡様より工場長へ確認を依頼してほしいと述べた。「急に止めるつもりはないが、工場の方々は請負契約しか経験がないため、この感覚は難しいかもしれない」とも補足された。 ------------------------------ 4. 会議のまとめ <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#4-%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81> 本会議は、テイカDX推進室との初の本格的な勉強会として、AI-Pathが自社で実践しているAI活用・業務自動化のリアルな事例を起点に、テイカのDX推進ロードマップを多面的に議論する場となった。出発点は翌日の熊山工場訪問を見据えたSAP運用の実態整理であり、10年前に導入されたSAPがデータ集計用途にしか使われていない現状から、現場のデータ化と入力基盤の整備が最優先課題であるという認識が共有された。これを受けてAI-Pathは、IoT化ありきではなく「現場が入力しやすい受け皿」の整備と、DX推進室が制御権を持つ代理導入体制を提案した。 セキュリティ面では、クロードミトスへの備えとしてソブリンクラウドの活用、ゼロトラスト環境の構築、ローカルLLMの段階的導入、プロンプトインジェクション 対策という多層的アプローチが示された。検討リミットがあと4ヶ月という時間軸も共有されている。基幹システムについてはAS/400を「壊さずに変える」アプローチが提示され、岡様の同意を得た。AI駆動開発による工数半減(600万→300万)やマニュアル2〜3時間自動生成といった効率化事例も具体に共有され、現場定着までを見据えた進め方の重要性が確認された。 技術スタック(Next.js/Supabase/Tailwind CSS/Shadcn UI/Vitest/Codex/ Composer-to-first )と運用思想も共有され、DX推進室が今後社内に展開する際の共通基盤が明確になった。あわせて、保守契約の現状確認(岡様から岡本工場長へのフォロー)が次のアクションとして共有された。今後は岡山工場の取り組みを足がかりに、熊山工場・大阪工場へと展開を広げながら、ソブリンクラウドを軸としたセキュアなDX基盤の全社構築を目指す方向性が確認された。 ------------------------------ 5. 決定事項・アクションアイテム <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#5-%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E4%BA%8B%E9%A0%85%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0>テイカ株式会社 岡山工場 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%AB%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%B7%A5%E5%A0%B4> - 保守契約の現状を岡本工場長に確認する(インフラ費用はAI-Path負担で続いているため)(担当:岡 英雄 様/期限:5/17頃) - DX推進室にてNotebookLMの技術検証を少人数で実施する方向で検討する(担当:テイカ DX推進室/期限:6/30頃) - AI-Pathから送付される本日の議事録・解析資料をもとに、追加調査・検討を行う(担当:高石 裕司 様) - ソブリンクラウドの導入可能性について、社内で議論する(担当:テイカ DX推進室/期限:7月末頃) AI-Path <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#ai-path> - 本日の会議の書き起こしおよびAIが解析した資料をテイカDX推進室に送付する(担当:櫻井 文雄/期限:5/13) - 翌日の熊山工場訪問(貝原氏同行)を実施し、現場課題を確認する(担当:櫻井 文雄/期限:5/13) 6. 次回会議予定 <https://aipla.vercel.app/tenant-work/81524eb4-3304-4361-8d55-55578e762d74/clients/eb9080ee-5c4d-4c4b-b30f-cd6b3061755d/meeting-minutes?minute=9d582050-7ce8-43d5-bf27-ab6fc6a60746#6-%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E4%BA%88%E5%AE%9A> - 日時:未定(後日調整) - 場所:未定 - 議題(案): - AI補助型生産計画MVP構築プロジェクトの進捗確認 - 保守契約に関する現状と今後の対応 - 他工場(熊山・大阪)への展開計画と課題 - ソブリンクラウド・ローカルLLMに関する追加技術情報共有